一周忌という法要を行うには参列する全員がそれなりの準備とマナーを心がける必要があります。その法要を開催するには、まず最初に準備として日時と会場が決定しておかないとなりません。この日時と会場の決定はご遺族が決めることとなります。その日時と会場が決まると、それを他の参列してほしい人に知らせなければなりません。この知らせる行為にそれなりの礼儀が必要とします。というのは知らせるために電話やメールや直接口頭伝達でも構わないわけですが、その場合だと相手が忘れたり勘違いしてしまう可能性も大いにありうることになります。
年忌法要と呼ばれる法事に関しては、決まった年に行われることが非常に多いとされています。故人が亡くなってちょうど1年が経過する時期には一周忌法要が行われ、その際には親族や友人などを招いて法事を執り行うことが多いとされています。また、三回忌法要以降は、数え年で計算していくことが多く、三回忌に関しては没後2年のタイミングで、その次の七回忌法要では没後6年のタイミングで法要を開催することが一般的となっています。
お葬式の後には何度も法要という儀式を行うことになります。この法要という儀式の中で初七日を終えると、お寺さんに依頼して行う最初の儀式は四十九日となります。この儀式は亡くなってから七週間後に行う儀式で、このときに遺骨をお墓に納骨するのが大半の慣例になっています。しかし現実問題としてきっちり七週間後に行うことは現代社会では参列者のスケジュールの都合、会場やお寺さんの予約都合などの問題があるので、それまでの間に行うようにとなっています。
葬儀が無事終了すると、一応は一段落します。その日のうちに初七日法要も済ませるので、次の大きな法事は四十九日法要になります。いつにするかなどは自由に決めますが、一般的には四十九日前に行うとされています。葬儀が土日で無かった場合には四十九日も土日にならないので、その前の土日に行うことが多くなります。四十九日が終わるとさらに一段落になります。その次に行われるのが一周忌になります。こちらの計算方法はそれほど難しくありません。
親族だけでなく知人や友人を招いて行われる一周忌は大切な法要なので、どんなことに注意すればいいか知っておきましょう。まず四十九日まではお供えを香典といいますが、それ以降は御仏前などと呼ばれるようにになります。当日は参列した人にお膳を準備して、帰りにお返しとして引き出物を渡すのが一般的です。もらったお供えのほとんどをお膳と引出物で返すのがマナーになっています。地域によってお膳を高級料亭にして、引出物の額は抑えるケースや、お膳は参列者の負担になると考えて引出物だけを渡すケースなどがあります。
一周忌の香典相場を事前に調べておくということは、かなり大切なポイントです。こうした、一周忌の香典相場は大体3万円くらいだとされています。3万円くらいを包んでおけば、失礼のない金額となっています。費用の相場は、それぞれによって違います。一律で揃えて出すという方法にしている参列者も多いです。ただ、こうしたお葬式関連のことは多く包んではいけないというルールがあります。お祝い事ではないという部分が、こうしたルールの論拠となっています。
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